生涯現役社会の実現を目指して

産総研コンソーシアム:「人」が主役となるものづくり革新推進コンソーシアム(HCMIコンソ)への参加

PEIJは、労働の質(QoW: Quality of Working)に着目して各人が能力・体調に応じて能力を発揮しやすい環境やマネジメント手法の開発等におきまして役割を果たしてまいります。

「健康・活動状況に関する調査(「生涯現役(エイジレス)社会の実現」を目指して )」の実施につきまして

誰もが生きがいを持って、その能力を最大限発揮できる社会の実現のためには、すべての年代の皆様が希望に応じて意欲・能力を活かして活躍できる環境作りが重要となります。

「現在も現役で活躍している」あるいは「これまで活躍してきた」という皆様を対象に、健康や活動状況に関する調査を実施させていただき、その結果も踏まえ、「生涯現役(エイジレス)社会の実現に向けて、今、何をすべきか」を検討いたします。

皆様にご協力いただき調査いたしました結果は、産業競争力懇談会(COCN)「「人」が主役となる新たなものづくり」の報告書、本ホームページ等において公表し、「生涯現役(エイジレス)社会の実現」の検討に活かしてまいります。

(背景)

働き方改革実行計画(平成29年3月28日、働き方改革実現会議決定)の中では、「日本経済の再生を実現するためには、投資やイノベーションの促進を通じた付加価値生産性の向上と、労働参加率の向上を図る必要がある。そのためには、誰もが生きがいを持って、その能力を最大限発揮できる社会を創ることが必要である。」とされています。また、「高齢者の7割近くが、65 歳を超えても働きたいと願っているが、実際に働いている人は2割にとどまっている。」、「高齢者就労促進のもう一つの中核は、多様な技術・経験を有するシニア層が、一つの企業に留まらず、幅広く社会に貢献できる仕組みである。年齢に関わりなくエイジレスに働けるよう、高齢期に限らず、希望する方のキャリアチェンジを促進する。」とされております。

また、高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会報告書(平成29年10月)の中では、「すべての年代 の人々 が 希望に応じて意欲・能力を活かして活躍できるエイジレス社会を目指す。」とされております

そのため、65歳を超えた働きたいと願っている人材等の労働力拡大と社会活動寿命延伸、また、多様な技術・経験を有するシニア層の活躍等に資する、特に、「健康」に係る状態を評価する指標等で役割を果たしてまいります。

また、「健康」等の視点で、労働者、医者、会社などの円滑なコミュニケーションに資する役割、個々の労働者に寄り添いながら継続的に相談や支援を行う役割等について取り組んでまいります。

(産業競争力懇談会(COCN)2017年度プロジェクト・「人」が主役となる新たなものづくり・最終報告(2018年2月21日)より)

働く人の心身健康維持増進に資するIoT活用による行動変容促進サービスの創出に関する研究 を進めていきます。

  • PEIJ研究者が、一般会員としてITヘルスケア学会 に入会しました。[2018.05.19]
  • ウェアラブル端末(心拍を測るもの、ストレスを測るもの、体成分を測るものの3機種)の使用を開始しました。[2018.06.10]