レギュラトリーサイエンス人材育成

"レギュラトリーサイエンスの考え方を理解することで、例えば、看護師は、規制の要件に基づく場合も、基づかない場合も、適切に対処することができるだろうし、新しい技術の研究に携わっている研究者は、その新しい技術に係る規制や政策等が整っていない段階でも、その潜在的な危険性に対して適切に対処することができるだろう。このように、レギュラトリーサイエンスの考え方は、自身の判断に合理的な示唆を与え得るものとなる。"(A STUDENT GUIDE TO UNDERSTANDING REGULATORY SCIENCE、A. Alan Moghissi, Richard Calderone, Lisa Jaeger, Dennis K. McBride, Neil S. Bromberg, Takashi Inutsuka*(著)より)*: PEIJ所属

米国ジョージタウン大学のレギュラトリーサイエンス修士コース等と連携し、レギュラトリーサイエンスに係る人材育成に取り組んでまいります。

2017.03.25付、教育新聞(円卓)に、「科学的センスの涵養」と題し、岡本摩耶健康医科学センター長のレギュラトリーサイエンスに係るコラムが掲載されました。

本:Normal Accidents: Living With High-Risk Technologies, Charles Perrow (著)

ハイリスク技術につきまして包括的な整理がされています。

例えば、遺伝子組換について次のような記述があります(一部冠詞等を変えています。)。

Recombinant DNA includes an unexpected linkage between previously unlinked systems, limited prior knowledge of the interaction process, and indirect and delayed information on the consequences. This scenario are eco-system accidents that result from intended incursions on the ecological system. Knowledge of the behavior of the human-made material in its new ecological niche is extremely limited by its very novelty.

遺伝子組換に限らず、人為的作為が複雑系に予期せぬ新たな結合や相互作用をもたらし、意図せざる事故(結果)を引き起こすことがあることが紹介されています。

潜在的な危険性に対して適切に対処する際の考慮すべきリスクの一つであると考えています。