PEIJチップセンター (PEIJ MicSTeC)の運用開始について

平成29年1月7日

一般社団法人日本薬理評価機構(PEIJ)健康医科学センター(CPH)(センター長:岡本摩耶)は、評価法の具体化に資するOrgan-on-a-chipを活用した薬理評価等の研究開発・試験の準備を進めております。
この度、非営利であるPEIJの社会貢献の一つとして、アカデミア、企業等の皆様のOrgan-on-a-chipを活用した研究開発・試験のご支援を行い、我が国におけるOrgan-on-a-chipを活用した研究開発・試験の促進が図れますよう、CPHにおいてPEIJチップセンター (PEIJ Microphysiological System Testing Center (MicSTeC))の運用を開始いたしますのでご報告いたします。

Organ-on-a-chipは、マイクロ流体ディバイス(Microphysiological System)により、複雑で動的な細胞周囲の微小環境を作り臓器の機能を再現するデバイスで、肺、心臓、肝臓、腎臓、腸、血液脳関門等のOrgan-on-a-chipが開発されております。Organ-on-a-chipによる各臓器の生理学的性質の再現により、毒性試験、安全性試験への活用やバイオマーカーの同定などへの活用が期待されております。

PEIJチップセンターは、次の5つの機能を有しております。
  • アダプター:イノベーション創出に向けた好循環システムの構築に資するコンソーシアム運営支援等の経験、Advance Translational Team Scienceの研究から得られた知見等を活かし、非営利の立場からアカデミア、企業等のニーズがいち早く達成できるよう協働(チップコーディネータ、チップワークショップの開催等)いたします。
  • コンセプトをリアルソリューションへ:Organ-on-a-chipの製作等の経験から、アカデミア、企業等のニーズの達成に向けたOrgan-on-a-chipのデザイン、試作、試験プロトコルの作成、有用性の検証など支援いたします。
  • データマネジメント支援:解析アルゴリズムの開発の経験から、アカデミア、企業等のニーズの達成に向けたOrgan-on-a-chipのエンドポイントの考察及びその解析アルゴリズムの開発、ゲノムデータ等と紐付けしたセキュアなデータのアーカイブ化など支援いたします。
  • 規制当局等への説明:レギューラトリーサイエンスに係る取り組みも活かし、アカデミア、企業等の皆様のOrgan-on-a-chipを活用した研究開発・試験の有効性等につきまして、規制当局への説明など支援いたします。
  • 「知」の社会との共有:Organ-on-a-chipを活用した研究開発・試験の動向のアーカイブ化、ワークショップの開催、ジャーナルでの特集など、研究者に加えて社会との知の共有に努めます。
PEIJチップセンターでは、アカデミア、企業等の皆様のOrgan-on-a-chipを活用した研究開発・試験のご支援を行い、我が国におけるOrgan-on-a-chipを活用した研究開発・試験の促進が図れますよう努めてまいります。

(本件連絡先)     
 健康医科学センター
 〒210-0821
 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-22
 ライフイノベーションセンター 424室
 Tel: 044-272-7187
 Fax: 050-3730-3851
 peijの後に(at)peij.or.jpを続けてください。また、(at)を@に変えてください。